ボンビーガール~第2回開業ガールグランプリと優勝は?

開業ガール第2回グランプリ ets

2021年6月29日の「幸せ!ボンビーガール」では、崖っぷちに立たされた開業ガールを応援すべく、“第2回開業ガールズグランプリ”を放送。

自薦や他薦から選ばれた4名の開業ガールズがスタジオに集結しました。

自慢の一品と、お店に賭ける熱い思いをアピールして、優勝を競いあったプロセスをまとめましたので、ご紹介します。

“開業ガールズグランプリ”からおよそ2か月。その後、彼女たちはどうしているのか?

ボンビーガール:開業ガールグランプリのその後!お店はどうなってる?
2021年8月10日の「幸せ!ボンビーガール」では、崖っぷちに立たされている飲食店経営、“開業ガールズグランプリ”その後の開業ガールの様子が放送されました。“開業ガールズグランプリ”収録からおよそ2か月、出場した彼女たちは今どうしているのか

第2回開業ガールグランプリ

崖っぷちから一発逆転!を狙う開業ガールの中から、応援したい店No.1を決定する第2回グランプリ!

今回募集をしたところ215人の応募・推薦があり、その中から4組が登場しました。

カフェバー フラリ(cafe bar fulari)

闇市の名残だという野方文化マーケットでは、当時食料品や生活用品が売られていたが、今では古着屋さんや昭和雑貨のお店が軒を連ねています。

その一角にある「cafe bar fulari」は、ほぼ60度の急角度階段の上で、6帖の2階が店舗となっています。

ここで営業しているななさんはシンガー・ソングライターで23歳で上京。

路上ライブを続けて1年後、100人近いお客さんを集めたワンマンライブを行ったが25歳の時に歌いすぎて、喉を壊してし発声障がいになったそうです。

そのためライブ活動はできなくなり、人とのつながりも途絶えたそう。

当時、アルバイトをしながら学んだカレーを出そう、カレーなら喜んでもらえるかもと思い26歳の時にイベントで初出店したのがきっかけだった。

そして、28歳で渋谷のバーを間借りして出店。

レパートリーは約30種類。

これが自信となり、本格的に開業を決意した。

3つのアルバイトを掛け持ちしながら貯金し、隠れ家的な魅力に惹かれ契約した。

築60年、畳の物件を3ヵ月かけて完全DIYで改装。

テーブルは、徒歩1分のリサイクルショップPUNKで見つけて購入したといいます。

開業費用は70万円くらい。

こうして2019年10月、31歳にして「cafe bar fulari」をオープンした。

現在のお客さんの9割は、地元のリピーターさんだといいます。

ふらりキーマカレー

ななさんの勝負したメニューは、スパイスたっぷりの「ふらりキーマカレー」です。

最初に、サラダ油で玉ねぎを炒めるところから始めるななさんは、サラダ油に八角、シナモン、鷹の爪、オールスパイス、クローブを入れスパイスの香りを油に移すテンパリングを行いスパイスを取り除いたらコリアンダー、山椒、フェンネル、カルダモンを加える。

スパイスの量は感覚で微調整しているそうだが、鰹・昆布・椎茸でとっただしにもこだわりがある。

野菜と一緒にミキサーにかけ、玉ねぎとひき肉を混ぜ合わせるとうまみを引き出せる。

ダメ押しのスパイスを加える事6種類、冷蔵庫で一晩寝かせます。

ここまで使ったスパイスは18種類。

注文を受けてからテンパリングで香り付けする。

一晩寝かせたカレーを加えると、ふらりキーマカレーの完成。

一皿1000円に対して材料費は429円。

月の売上は50万円で利益がほぼなかった月もあるそうです。

所在地:東京都中野区野方5-30-5 野方文化マーケット

トイトイトイ 日本ワインバル(toi toi toi)

群馬県伊勢崎市にある日本ワイン専門「toi toi toi」は、2階建てのおしゃれな店内。

まゆさんは21歳で長男を出産し8年後に離婚、3人の子どもを育てながら日本ワイン80種類以上を扱ったバルをオープンしました。

山梨、大阪、滋賀などのワイナリーを訪れては、直接ワインに触れて勉強しているといいます。

山梨には年2回勉強しにいくそう。

遠方にはなかなか行けないので、1回5000円のリモート講義を受けている。

そして、4月から高校生になった長男にも手伝ってもらっている。

自宅の家賃は2万円。

バイトを3つ掛け持ちして資金400万円を貯めたそうです。

だがそれだけでは足りないので、お金を金融機関から借りて借金740万円。

築40年の空き物件を使い開業費用は530万円、少しでも節約するために床や出入り口のドアを自分で塗装した。

2019年7月お店を開業したものの、仕入れには月40万円ほどかかる。

そのため、しょうゆベースの自家製ドレッシングを自分で開発し、自ら配達しているそう。

自分の給料がない月もあり、貯蓄を崩しながら生活しているといいます。

牛タンの赤ワイン煮込み

まゆさんの勝負メニューは「牛タンの赤ワイン煮込み」。

国産ワインを約1.8リットル使用、国産ワインに漬けて一晩寝かせ国産ワインで8時間煮込み、隠し味に八丁味噌を使用。

原価率は70%を超えている。

スタジオで「牛タンの赤ワイン煮込み」を試食した審査員らがちょっと安すぎるなどと評価。

所在地:群馬県伊勢崎市本町4-23

サラダ専門店 mikata

派遣切りをきっかけにサラダ専門店を開業したあすかさん。

今年1月中旬まで営業販売をしていたが失業から準備期間1週間で開業したという。

サラダ専門店開業の経緯についてあすかさんは、「ずっとダイエットを繰り返す生活をしていた。

痩せたい・キレイになりたい・健康になりたい人のお手伝いがしたいという気持ちがあった」などと明かした。

お店の名前はみんなの味方になりたいということで「mikata」。

ラーメンやカレーライスをイメージしたサラダなどを提供。

野菜は15品目以上入れるようにし、仕込みには毎日6時間掛けているといいます。

しかし、通りに面した1階の店舗は、路面店にこだわったため人通りはまばら。

夜だけ営業しているスナックの、昼間の時間帯を間借りさせてもらっている。

家賃は9万5000円で、調理器具など諸費で8万円、開業費用は約30万円だった。

ごま香る!坦々まぜそば

あすかさんの勝負メニューは坦々サラダがベースとなった「ごま香る!坦々まぜそば」。

使用する玄米麺は大津市にある就労支援施設「大津茗荷村」の障がい者が作った麺を使用している。

坦々まぜそばの原価率は45%。

あすかさんは「麺も玄米を使いグルテンフリー、野菜も15品目以上、罪悪感なく召し上がって楽しくダイエットできる料理」などとアピール。

また、「優勝してアドバイスをいただいて、多くの人に興味をもってもらって冬も営業できるようにしたい」などと、開業GPに向けての意気込みを語った。

木下氏は「おいしさ・見た目の美しさ・クオリティーの高さなら毎日食べてもいいくらい完成されている」と絶賛した。

所在地:東京都港区六本木7-3-19

とらとらとらんのバインミー

ベトナム料理キッチンカー開業ガール。

認知度が低いベトナム料理のバインミーを扱うため、集客に苦労していると話すとらんさん。

2021年3月にオープンしたが赤字続きで、300万円あった貯金は約20万円にまでに。

ベトナム人の母を持つとらんさんは、日本人にベトナムの味を知ってもらいたいとキッチンカーで開業を決意したが、母には猛反対されたという。

とらんさんは中古のキッチンカーを購入し、自身で内装などを行い経費を浮かしたといいます。

五香粉豚チャーシューバインミー

日本人の口に合うように研究したという、とらんさんオリジナルのバインミー。

今ではお母さんも協力的に、レシピ開発を手伝ってくれている。

とらんさんがグランプリに挑む勝負料理は「五香粉豚チャーシューバインミー」です。

香辛料や使用するフランスパンにもこだわっている。

とらんさんは「助けてくれた母や応援してくださった友人に恩返したいのもあるので絶対に優勝したい」と開業GPに向けての意気込みを語った。

グランプリ当日は、お母さんも応援に駆けつけ勝負に挑んだ。

審査員・選考基準・優勝賞品

審査員

審査員はレストラン5店を繁盛店にした木下威征シェフ、21店を成功させた経営の千里眼・内山正宏、2万店以上を取材したレストランジャーナリスト犬養裕美子さん。

選考基準

「料理の味」だけでなく「店にかける情熱」「お客さんへの想い」「夢への本気度」などをそのすべてを審査します。

優勝賞品

優勝賞品は、依頼したら100万円以上の価値あるともいわれる、審査員を務める “カリスマシェフ”や日本中であらゆるジャンルの料理店を成功に導いてきた“飲食業界の千里眼”、更にはレストランジャーナリストとして有名シェフも恐れをなす“食べ歩きのプロフェッショナル”というまさに食のエキスパートたちから調理面や経営面において貴重なアドバイスを もらえる副賞です!

果たして勝者は…?

優勝グランプリ

応援したい店No.1、グランプリに輝いた開業ガールは、サラダ専門店「mikata」のあすかさんに決定!

勝負メニューは「ごま香る!坦々まぜそば」でした。

ごま香る!坦々まぜそば

出典:日テレ(幸せ!ボンビーガール)

木下氏は「みんな素晴らしかったが決めては新しいジャンル、短期間でクオリティーが高い」などと総評した。

内田氏は「ビジネスとしてチャンスがある、フランチャイズもできちゃうかも」などと評価した。

まとめ

開業ガールグランプリというだけあって、見事優勝のサラダ専門店 mikata「ごま香る!坦々まぜそば」はもちろん、他も材料や作り方にプロ顔負けのこだわりがあり、甲・乙つけがたい4者だったと思います。

何よりTVに出て、グランプリを争うまでとは、それだけで宣伝にもなりますから、見事GPに輝いた勝者だけでなく、他者もこれからもっと変化が訪れることではないでしょうか?

期待したいとおもいます。

コメント

  1. […] […]

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